BMIの計測法と基準
まずは、BMIの具体的な計算方法を解説します。
BMI指数=体重÷(身長×身長(m))
という式で計算ができます。例えば身長170cm、体重70kgの場合、
BMI指数=70÷(1.7×1.7)=24.22
と、上記のようになり、
BMI指数は24.22となります。比較的簡単に計算できるくらいの式ですから覚えておきましょう。
次に、BMI指数の基準としては、下記の表のようになっています。ちなみに、理想のBMI指数は22とされています。
BMI指数 |
〜18 |
19-24 |
25-30未満 |
30-35未満 |
35-40未満 |
40以上 |
肥満度 |
やせ |
標準 |
軽肥満 |
肥満2度 |
肥満3度 |
肥満4度 |
また、上記のBMI指数の表から、自分の標準体重(最も健康的な体重)を分析する事ができます。
方法は、BMI指数の計算式をちょっと入れ替えるだけです。
標準体重=22×身長×身長(m)
となります。ちなみに、先ほどの例における身長170cmの方の標準体重は、
22×1.7×1.7=63.58kgとなります。
BMIによる肥満計算とその問題点
BMI指数はある程度正確に自分の肥満度を測ることができるとされています。実際、このBMI指数が肥満度2以上の方の生活習慣病発症リスクは標準体重の方と比較して明確に高いという統計結果もでています。
しかしながら、私たちの体は身長と体重だけで皆が同じというわけではありません。例えば、筋肉質の方もいれば、内臓脂肪型の方もいるでしょう。つまり、そうした体を構成する内容を計算する必要もあるのです。
これを正確に把握する事ができる基準としては「体脂肪」という概念があり、近年の体重計などにはこの体脂肪を測る機能が付いているものもあります。
ダイエットを始めるのであればぜひ押さえておきたいところです。 |